空き家の処分に悩んでいる方は多いのではないでしょうか？

空き家を放置すると維持費や管理の手間がかかるだけでなく、価値が下がってしまうリスクも。

当編集部では、空き家を買取業者に売るメリットや、買取業者を選ぶ際のポイントを調査し、おすすめの方法を解説。

全国47都道府県の空き家買取相場を知る方法や、できるだけ高い買取価格で売る方法として、不動産買い取りの大手会社や、各自治体で活躍する実績のある買取業者を比較し査定依頼ができるおすすめのサイトも紹介します。

また空き家売却だけでなく、有効活用する方法も解説します。あなたの空き家問題をスムーズに解決するための具体的なヒントにしてください。

空き家買取の基礎知識

空き家の買取について全般的な知識を解説します。

なぜ空き家の買取・売却が重要なのか？｜古い実家の不動産は要注意

使用目的のない空き家や不動産所有するデメリットには、次のような項目があります。

• 家屋の老朽化が進むと倒壊のリスクや近隣への悪影響の懸念
• 空き家でも固定資産税等の管理維持費がかかる

 

特に管理されていない古い空き家を持ち続けると、全国の自治体では特定空き家法を施工しておりデメリットが発生します。

早めに買取・売却を検討することで、デメリットのリスク回避につながります。

空き家・不動産売却の仲介専門業者か、買い取りをしてくれる不動産会社に相談し、最適な対応を見つけましょう。

※空き家・不動産の売却時は、業者選びや高く買取してもらうポイントも重要。こちらをご覧ください。

 

空き家を売却するメリット・デメリット

空き家を売却するメリットとしては次のとおり。

• 早く売却することで税金や管理費コストがかかるリスクを回避
• 古い空き家による、倒壊や防犯上の問題で近隣に損害を与えることを回避
• 売却金額のお金が手に入る

 

多くの空き家は、収益を生まず、支出が続くので、早く売ること考えるのがメリットです。

空き家・不動産の買取業者や売却の仲介会社を探して、相談してください。

一方、空き家売却で考えられるデメリットは以下のとおり。

• 将来土地の価格が上がり売却価格で損をする可能性
• 買取業者に値段を叩かれて売却した
• 将来その土地活用をしたくてもできない

 

空き家売却のデメリットがないわけではないですが、将来については未確定であり、現実と照らし合わせて考えることは重要です。

不動産会社や業者に、買取価格を叩かれる点につては、買取価格で損しないよう事前に相場を調査したり、業者比較し複数に査定を依頼する準備が必要です。

40万人が利用！空き家・不動産全般の買取業者無料査定サイトの活用がおすすめ

全国の不動産会社（宅地建物取引業者）の数は、令和4年度末（令和5年3月末）の時点で129,604業者あります。

参考　・国土交通省　令和４年度宅地建物取引業法の施行状況調査結果について

多くの不動産会社の中から、個人単独で空き家買取の実績がある業者や不動産会社を見つけるのは、ハードルが高いと言えます。 そこでおすすめするのは、「空き家の解決相談が無料でできるサイト」です。

「タウンライフ空き家解決」のサイトでできることは以下のとおり。

• 複数の不動産業者から売却査定書がもらえて買取価格がわかる
• 賃貸・民泊等の空き家の活用計画
• リノベーション・建て替えのプランニング
• 解体する場合の見積書

 

参考　・空き家の民泊に関する補助金制度はある？メリット・デメリットや成功事例を徹底解説

活用の成功事例から学ぶポイント

空き家対策としての「空き家の活用」には、「賃貸住宅として貸し出す」「サテライトオフィスとして活用する」等の方法があります。

 

参考　・空き家や土地の有効活用のアイデアや相談できる会社を解説

このように、買取価格査定はもちろん、空き家を売るだけでなく活用して収入を得るための計画書も、空き家のプロが作成したプランがもらえます。

空き家買取業者の比較サイトのメリット

あなた自身で、ネット上や店舗に出向き空き家の相談や査定依頼ができる不動産会社や買取業者を探すのは、相当な時間と労力が必要です。

しかし、この空き家買取査定サイトなら、全国の厳選された複数の買い取り業者のプランを比較検討でき、さらに疑問や質問があればサイト運営会社に無料相談もできるので、偏った情報になることがないメリットもあります。

空き家の買取業者の選び方のポイントをわかりやすく解説

空き家買取業者の選び方について解説。買取価格の高い業者を選ぶのが最優先ですが、不動産では、一戸建てやマンションといった用途別に査定の特徴があります。

空き家については、管理状況が悪いと建物の痛みが進んでいる場合もあり、空き家特有の査定方法もあるため、業者選び方も重要です。

参考　・空き家管理の代行サービスを比較！実家の管理費用や管理不全空き家の放置リスクを徹底解説

複数の業者から査定を受ける（相見積もり）

最低3社以上から査定を受けるようにし、査定額だけでなく、査定の根拠や内訳を詳しく説明してくれる業者を選ぶことが重要。

空き家物件の買取実績が豊富な業者の選び方

空き家買取の実績が豊富な買取業者を選べば、空き家物件特有の事情（老朽化、管理状況など）に慣れており、スムーズな取引が期待できます。

しかし、個人単独で空き家買取の実績がある業者や不動産会社を見つけ、安心して査定依頼するのは困難です。その場合、「空き家解決方法の診断サイト」でまず無料相談するのがおすすめ。

空き家の買い取り査定額の比較検討に最適で、その他リノベや解体等、様々な相談を無料で依頼できます。

当編集部が実際に空き家解決方法の診断サイトの無料相談へ取材してみたところ、大手の不動産会社から地元密着型の買取業者まで、実績のある会社から提案書が届きます。

口コミの評判やグーグルの月間検索数を確認する

インターネット上の口コミサイトや評判を参考に、業者の信頼性や対応を確認できます。

国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」は、過去に行政処分のあった不動産会社等の業者名を検索できます。空き家の買取業者を選ぶ際に利用するのもおすすめ。

参考　・国土交通省　ネガティブ情報等検索サイト/

googleの月間検索数の多い空き家の買取り会社は、以下のとおり。

• タウンライフ株式会社:空き家相談解決サイトを展開。複数の会社の査定額が一括でわかる
• 株式会社カチタス: 全国の中古住宅の買取再販で実績あり
• 株式会社リプライス: こちらも全国展開で幅広い物件に対応
• スター・マイカ株式会社: 主にマンションの買取・再販に実績あり。空き家も扱う
• 株式会社alba link（アルバリンク）: 訳あり物件や空き家専門の買取業者
• 空き家買取隊: 株式会社albalinkの運営サイト。全国対応

 

媒介による空き家買取・売却までの流れをわかりやすく解説

空き家を売る際は、不動産会社が直接買取する場合と、仲介業者に買主を探してもらう方法があります。ここでは、仲介業者に空き家の売却依頼をする流れを、重要なポイントをまとめて解説。

1、不動産会社に売却の相談・依頼｜提案や費用のアドバイス

最初に、不動産会社を選ぶことから始まります。不動産会社を選ぶ際は、、空き家の売却専科の知識がある業者を見つけることがポイント。 空き家を売る相談・依頼後の不動産会社とのやりとりは、下記の流れになります。

不動産会社に相談し、状況を査定してもらい売却価格等の提案を受ける。その他必要な費用を確認。

2、媒介契約の締結と営業活動

不動産売却を依頼する契約を締結し、不動産業者が買主を探します。

3、買主との売買契約締結、代金決済後の引き渡し

買主が決まれば、不動産会社の仲介のもと売買契約の締結を行い、代金決済が行われます。買主が融資を受けて支払う場合は、まず手付金が支払われ、融資完了後、残代金が支払われます。

契約・費用・掛かる税金やサービスを確認する

空き家の売却・買取でトラブルを避けるためには、契約内容をしっかり確認し、不明点は事前に質問することが重要。信頼できる業者を選ぶことで、安心して取引が進められます。

参考　・空き家の売却費用や税金控除で損しないための注意点を徹底解説

 

買取価格に影響する要素｜全国の不動産買い取り相場

空き家の買取価格について、できるだけ高く売ることを考え事前に対策するポイントを解説。

全国の買取相場を調べる方法

空き家の買取価格には買取相場も影響します。不動産全般の買い取り価格相場を知る方法として、suumoの不動産仲介サイトにある「全国の売却価格相場　一戸建て・土地・マンション」検索を利用するのがおすすめ。47都道府県別の売却・買取相場情報がすぐにわかります。

参考　・suumoで全国の不動産買取相場を調べる

不動産査定は事前に相場を調べて複数の業者に依頼するのがおすすめ

1件のみの不動産会社や買取業業者に査定見積もり依頼をするのでなく、複数の不動産会社や買取業者に空き家買取の見積依頼するのが望ましいです。

また、不動産仲介会社を利用すれば、不動産会社や買取業者との買取価格の交渉ではなく、不動産会社や仲介業者に買主を探してもらう方法なので、売却価格は一旦空き家所有者が決めて相談ができます。

 

空き家を解体するのはおすすめなのか？メリットとデメリット

空き家の買取・売却をメインに解説していますが、相続した古い実家空き家の老朽化が進み、なかなか売ることができないとき、空き家の解体や取り壊しを検討せざるを得ない場合について解説します。

空き家を解体するメリットは以下のとおり。

• 空き家家屋の管理に関する費用や手間がなくなる
• 固定資産税の家屋の税金がなくなる
• 古い空き家なら倒壊リスクや損害賠償を早急に回避できる
• 土地の有効活用を考えるなら買取業者探しは不要

 

ちなみに、空き家にも火災保険契約は可能。万が一の時のリスク回避には重要です。

参考　・空き家に火災保険は必要か？【体験談】実家空き家で加入の地震保険付き火災保険の解説

空き家を解体すれば、火災保険費用もなくなります。 

 

しかし、空き家の解体は積極的にしない方が良いという意見もあります。

デメリットとしては以下のとおり。

• 解体費用がかかる
• 小規模住宅の特例がなくなり、土地の固定資産税が上がる

 

家屋の固定資産税がなくなる一方、土地の固定資産税が最大で約6倍に上がります。

参考　・空き家の固定資産税は無料？税額0円の条件や減免する方法を徹底解説

しかし、古い空き家で倒壊や損害賠償の可能性が高い場合は、解体が必要となります。特に田舎の空き家がなかなか売却できず、処分方法に悩む持ち主が多くなっています。

参考　・田舎の空き家の処分方法で多い相談【2025年最新】費用・補助金活用を徹底解説

解体して更地になれば、固定資産税が上がる可能性が高いため、早急に不動産会社に土地の買取を依頼しましょう。

そのまま売却も可能だが、解体費用は相殺される可能性がある

空き家を解体せず、そのまま不動産会社や買取業者に買い取ってもらうことも可能です。その方が解体業者を探したり、見積査定を依頼する手間は省けるでしょう。

ただし、解体するしか方法がない建物なら不動産会社や買取業者の買取価格から、解体費用を相殺されるため、買取価格が安く感じるかもしれません。

参考　・空き家の解体・取り壊しの相場ついて。かかる費用や補助金の申請できる自治体は？

 

自治体からの補助金を活用

日本の人口減少の影響もあり、全国で空き家問題が顕著化しています。

そのため、国や各自治体では空き家を増やさないために、空き家解体に関する税の減免や補助金の活用を積極的に行っています。

参考　・空き家解体補助金｜自治体の支援給付金で費用を抑えよう

買取業者を選ぶとき考慮するポイント

空き家や不動産の買取をする業者は、ビジネスとして買取をするので、「できるだけ安く買って高く売る」のが基本です。

それでも、買取相場は一定の指標となるので、空き家を売るつもりの人は、空き家のある住所の買取相場を確認し、不当な査定見積もりかどうか？を見極めることはマストです。

参考　・全国の不動産買取相場を調べる方法

買取業者1社の査定で決めてしまう必要はありません。複数の全国対応の大手不動産会社や地元の買取業者が存在しており、空き家解決相談サイト等を利用して、複数の業者に査定見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。

空き家バンクとは？

「空き家バンク」とは、地方自治体が主体となって運営する、空き家の賃貸・売却を希望する所有者と、空き家の利用を希望する人をつなぐための情報提供システム。

出典：アットhome公式サイト

空き家バンクで不動産売却したい人のメリットは、以下のとおり。

• 無料で登録でき仲介手数料がかからない
• 自治体の広報などを通じて、地域内外にアピールできる

 

一方、空き家バンクで売却したい人のデメリットは、以下のとおり.。

• トラブルの責任は原則自分
• 交渉や契約関係を自分でする必要がある

 

個人間の不動産売買でも交渉・契約は専門家に依頼するのがおすすめ

空き家バンクは、個人間の売買であり民間の不動産仲介とは異なる特性を持っています。特に、空き家を買取する側への物件の説明交渉や契約は空き家の売る側が行うため、時間と労力が必要です。

個人間同士の不動産売買は、法的に重要事項説明の義務はないものの、すべての告知がされてないと、契約不適合責任を問われる可能性があります。

買主・売主双方で、不動産鑑定士、司法書士、弁護士等の専門家を入れることが重要です。

メリット・デメリットを理解して、あなたに合った空き家の売却方法かどうか？見極めてください。